【作文の教え方】作文が苦手な小学生に親が言ってはいけない4つのこと

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作文を教えるって難しい

宿題などで子どもが作文と向き合うことになったとき、えんぴつが全然進まなくて困ってしまうこと、ありませんか?

  • 書き出しから全く文章の出てこない子
  • 書くけれど内容が薄すぎる子
  • 話がそれて何を書いていたか分からなくなってしまう子

作文が苦手な小学生には色々なタイプがいます。
そして、どの子の親御さんも頭を抱えるものです。
少しでも作文が書けるように、なるべくなら読める文章を書けるように、たくさんの親御さんが子どもに作文を教えようと奮闘されます。

中にはしっかり教えている方もいらっしゃいますが、子どもの才能を潰してしまいかねない、残念な教え方をしてしまっている方も多いんです。
ここでは「そこはグッとこらえてほしい!」子どもに作文を教えるときに言ってはいけない言葉4選を紹介します。

字が汚い

「原稿用紙に書くのはいいけれど、何その文字!読めないよ!もっとていねいに書いて!あなたもう○年生でしょ!」
わかります。すごくわかります。
字が汚くて読めない小学生、私もたくさん見てきました。
その度に目を皿のようにして、自分の持っている推理力と洞察力をフル活用して読んでいます。正直疲れます。きれいに書いて提出してほしいと思います。

でも!字の汚さは一度棚上げしてください。
書いている子は文章を考えるので精一杯です。見た目には分からなくても、脳みその中は汗がダラダラ。特に文章を書き慣れていない子は、自分の脳みそをぎゅーっと絞って、考えて考えて1文字1文字をつづっています。
そんな時にきれいな字なんて気にしてられません。

文章を書くのに集中してくれれば、それでOKです。
提出した後、読む先生が頑張ればいいのですから。(そして先生は案外読んでくれるものです)
文章が上手に、スラスラ書けるようになったら、字のきれいさにも気を使うようにしましょう!

姿勢が悪い

机に顔を近づけて、肘をついて、足をブラブラさせながら書いていると、つい姿勢が悪いと怒ってしまいがちです。
確かに態度も悪いし、猫背にもなるし、目も悪くなりそうなので、きれいな姿勢で机に向かうことができたらベストです。
けれど、正しい姿勢を保って机に向かうって、意外と難しいことはご存知ですか?

姿勢を維持するには、腰回りの筋肉と腹筋などの「体幹」と呼ばれる部分の筋肉がある程度しっかりしていることが必要です。
最近の小学生は忙しくて運動不足のことも多く、体幹が未発達な子も多いのです。体幹がしっかりしていない状態で姿勢を正すのは、ボールの上に立つような難しさがあります。
作文を書くことがしんどいのに、その上正しい姿勢まで気をつけていては、すぐ疲れてしまいます。これも作文が書き終わるまで置いておきましょう。

とはいえ、姿勢の悪さは治した方がいいのは確かです。
外で遊ぶ機会を増やして、積極的に歩く機会を設けてあげてください。スポーツに挑戦するのもいいですね。筋力がつけば正しい姿勢を維持するのが楽になります。そうすると、集中力も上がりますよ。

えんぴつの持ち方がおかしい

これも気になるポイントだと思います。
変な持ち方をしていると手元が暗くなったり、書くときの姿勢が悪くなったり、字が汚くなったり、良いことはありません。
大人になってからペンの持ち方がおかしいと気になるものですしね。

でも、それも作文を書いている最中に言うべきことではありません。
とにかく作文は頭を使います。苦手な子も得意な子も、作文を書くときはその内容を考えることに100%頭を使ってもらわないと完成しません。
えんぴつの持ち方は、もっと余裕のある時に練習しましょう。

作文がおもしろくない

とうとう完成した作文。子どもさんは満足げに親御さんに見せてくるかもしれません。そんな作文を読んでみると「おもしろかったです」の繰り返しで中身がほとんどない…。
こんなお話もよく聞きます。確かに「おもしろかったです」「楽しかったです」だらけの作文はよくありません。もっと色々なことを書いてほしいですよね。

けれど、それを直接子どもに言うのはNGです。
特に作文が苦手な子は、その作文を書くために何時間も悩んだはずです。最後はヤケクソで書いていたとしても、その前に長い時間考えて書いています。
自分なりに頑張って書いたものを、大好きな親御さんから否定されるのはとても悲しいことです。

「おもしろくない!」と思っても、まずは書けたことを褒めてあげてください。
「こんなに長い文、よく書いたね!」
「漢字いっぱい使ってる!」
「楽しかったってちゃんと書けてるね!」
どんなにレベルの低いことでも構いません。褒めてあげてください。
それから、作文を読んで疑問に思ったことをどんどん聞いてあげてください。
子どもがそれに答えてくれれば、その答えを作文に入れるように教えてあげてください。そうすれば、ずっと深い作文を書くことができます。

作文を書いたら褒めましょう

作文が苦手と言う子は、作文を書いて怒られる経験をたくさんしている子が多いです。
確かに、子どもの書く作文は未熟です。
内容が薄いかもしれないし、時間がかかりすぎることも多いです。
けれど、何百字という膨大な量の文字を書くことは、大人でも辛い作業です。技術は未熟とはいえ、子どもながらにそれを頑張った。まずはそこを認めてあげてほしいのです。

少し教えたからといって、急に作文が上手くなったりはしません。
大人が思うようなストーリーは思いつかないかもしれません。
けれど、作文をたくさん書けば、ゆっくりとではありますが上手になっていきます。文を書く時間は少しずつ短くなりますし、文の内容は年齢と共に深くなります。
だから、作文は何よりも数をこなすことが重要です。
たくさん書くには、作文を嫌いにならないことが何よりも大切です。
「書く」という行為が「褒められる」と結びつけば、書く回数は増えていきます。そうすればいつの間にか、それなりの文章が書けるようになりますよ。

小学生に作文を教えるときの注意点

今回は、作文を教える時に親御さんがついつい言ってしまう「言ってはいけないこと」を紹介しました。

  • 字が汚い
  • 姿勢が悪い
  • えんぴつの持ち方がおかしい
  • 作文がおもしろくない

作文は重労働です。気になることがあってもグッとこらえて見守ってあげてください。そしてできる限り褒めてあげてください。
子どもを「作文好き」にすることが、作文が得意な子に育てる第一歩です。

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